11/28更新






『PRIDE23』いや〜個人的には最高の興行だったんだけど、マニア間では賛否両論みたいね。



とりあえずPRIDE23の観戦記でも・・・。






11月24日(24日にPRIDE23、23日にPRIDE24と頭がこんがらがりそう)、
会場のドームに到着したのが4時頃、



友人の田中氏と待ち合わせして、次にチケットを譲ってもらうためにバイトの先輩と待ち合わせ(最初7千円の席を買ったんだけど、最終的に1万5千円の高田応援シートを買ったから7千円の席が余ったんだとか・・・
しかも連番で3枚。)




人がいっぱいでなかなか両者共に見つけづらかったけど何とか見つけてチケットを自分と田中氏の分、2枚譲ってもらう(残りの1枚は「後から1人33歳の人が来るから」って言われて、「どんな人なんだろう?」ってちょっとドキドキ。)




ちなみに1万円持っていって、この時点で残り3千円に・・・。




41ゲートから入場してすぐさまパンフを購入!
この時点で残り千円に・・・。




自分の席に到着して辺りを見回すとなかなかの客入り、「高田の引退というのと今回の豪華なマッチメークを考えるとこれからもっと人が入って超満員間違いないなぁ・・・。」
なんて勝手な予想をしつつ、ちょっとお腹を満たしておこうとドーム内にあるお店に入っておにぎり(160円)とコーヒー(160円)を買う、
普通に高いわ!




席に戻ると田中氏の隣に後から合流すると言っていたバイトの先輩の友人(分かりづらいか?さっき言った33歳の人ね!)が来ていてとりあえず挨拶!
初対面だったのでちょっと話をしているとナント高校、中学で体育を教えている先生だとか!!!しかも今度GRABAKAの道場に通うとか言っとった!!





そんな事をしていると、いつも通りのルール説明から大会が始まり、審判団やレフェリーの紹介!
そして
島田氏にブーイングというお決まりのパターンで進行!





そして、高田が一番最初に入場してきて挨拶をし、続いて選手紹介、選手が続々と花道に並んで行き桜庭と高田だけリングの中央に並ぶ。





この時
ドン・フライが胴着を着ていたので会場中が一瞬どよめく。





そんな開会セレモニーが終わり、
第1試合目横井宏考VSジェレル・ベネチアンの開始!






横井が先に入場し、後からベネチアンが入場!





ベネチアンはリングに上がるとすぐに横井のコーナーまで行きお互いにガンの飛ばしあいに・・・。





相手が自分のコーナーにいるにも関わらずコールを受けた選手っていうのもあまりいないよなぁ〜、
ベネチアンやり過ぎっ!





試合の方は横井が2R3分29秒腕ひしぎで勝利!






しっかし横井がマウントを取ってパンチをメチャクチャ出してたんだけど、
パンチのリズムが「右、左、右、左、・・・。」って単調だったから下になっていたベネチアンが体を横に振って殆どのパンチを避けていたっていうシーンが多かった!





勝ったからまあ良かったものの、あれで負けてたらホントに恥だったと思うよ。





せめて「上、上、下、下、左、右、左、右、B、A」ぐらいのバリエーションが欲しかった!(古いかな?)





ちなみにPRIDE21から続く日本人連敗記録(7連敗、PRIDE22では日本人全敗)もこの試合で止めました。






続いて
第2試合山本喧一VSケビン・ランデルマン!





ヤマケン
『シャ乱Qの上京物語』で入場!
ヤマケンもつんくファミリーですか?





対するランデルマンは17日にW−1に出場したばかり、しかも相手が小島&馳で、雪崩式ブレーンバスター食ったり裏投げ食ったり、ジャイアントスイングで25回転もされたり、終いには小島のラリアットのおまけつきっていう試合をしたのにも関わらず、元気にPRIDE出場!





しかも試合は圧倒的にランデルマンペース。





ひたすらV−1アームロックにこだわっていた様子だったのだが、決め方が甘かったらしく(BBS参照)タップは取れなかった、ただ相当エグイ角度に曲がったから心臓の弱い人は見ない方がいいかも、実際おいら

「終いには嫌な音聴きそう」
って思ったモン。







最後はシャチホコみたいに飛び上がったランデルマンが1回の飛び上がりで2回頭部へのヒザ蹴りをするというこれまたショッキングな技でレフェリーストップ。







正直ヤマケンいいトコなかったね、この後田村が出るっていうのに・・・。







とりあえずここでニコチンパワーが切れたので喫煙所へと席を立つ、
戻ってくると既に第3試合ニンジャはリング上に、
アローナの入場シーンだけ見て試合開始。







オープニングムービーでは仁義なき戦い風味で紹介されていたみたいです。





ちなみにPRIDE20でニンジャがマリオ・スペーヒーと戦った時に忍者の格好で入場していた事を思い出して、隣のGRABAKAさん(たった今命名!)に
「忍者の格好してました?」って聴いたら「いや、普通だったよ」って言われて一安心。





忍者の格好だったら見たかったんだよねぇ〜。





この試合は今大会唯一の
判定決着!





アローナは1Rでイエローカード(膠着を誘発する行動をしたため)を貰っていたのだが終始優勢に試合を進め、イエローをひっくり返しての勝利!
スペーヒーの仇を取った。





さてさてここからは全てメインでもおかしくないカードの連発である。





まずは
第4試合ヒョードルVSヒーリング!





会場で1度見ておきたかったヒーリングの登場!





試合前に田中氏とヒーリングの髪型について予想してみたのだが、ロナウド以外に思いつかなくて断念!
実際はまるで今のグレート・ムタ!
個人的には後から見たら渡りガニを顔面に装着しているみたいな感じだなぁって思った。





ヒョードルはPRIDE21の時には国旗をセコンドが持って入場したのだが今回はナシ。





『GET SPORTS』のテーマみたいな音楽にのって入場!渋い!





試合はヒョードルが前回のシュルト戦でそんなに見せなかったグランド状態での打撃に徹しヒーリングを圧倒、

パンチの音が全然違う
のよ!会場どよめきまくり。





1Rの最後の方でヒーリングも反撃したんだけど、1R終了時にドクターストップでヒョードルの勝ち!





PRIDE24ノゲイラ戦決定!





負けたヒーリングはどうやら病院送りになった模様。





しかし、余韻に浸る暇もなく
第5試合シュルトVSノゲイラ!






ノゲイラ人気は凄まじかったわ〜、それに比べてシュルトは人気無いみたい。





おいらは知らなかったんだけど、田中氏が「K−1の時に石井館長がシュルトは卑怯だ!」という発言をしたと言っていたのでその影響もあるのかなぁ?





なんだかんだでシュルトはK−1GPを控えてるから「この時期にノゲと当てなくても〜」って思ってたんだけどね、やっぱ見たい試合ではあったんだよ一応
リングスVSパンクラスだし。





でも、ノゲはやっぱ凄いわ!





腕ひしぎに行って失敗したところからすぐさま足を逆にして三角締めだもん。早い早い。





最後は足のロックも完璧に決まってたから逃げらんないよね。





試合後ノゲは「誰とでも戦います!」って言っとったんで確実にヒョードル戦タイトルかけてやるでしょう!





続きまして
第6試合金原VSシウバ!






試合前のネット予想なんかを見ているとシウバ有利だったんだけど、「是非金原!」と言う気持ちが個人的にあったんだよ。





しかしノゲイラ以上にシウバ人気は凄い!





シウバの入場時に1階席の人等完全に総立ちだったし、声援が地割れのようだった。





日本人は日本人応援しようよ〜、金原の入場時ちょっと寂しかったよ、金原にも声援凄かったけどシウバほどじゃなかった、ホーム国だよ。





まあ結果を見てしまったら「そりゃあシウバ人気あるわな!」っていう文句言わさない試合だったんだけど、金原があんなにあっけなくやられるとは思ってなかったもんで、ちょっとショック!





最初によろけた時にカウンター気味に入った左ハイがずっと効いていたのかも・・・。





参考までに、パンクラス傘下のジムに行ってるおいら友達の意見
「金原はグランドにするべきだった、殴り合いでシウバに勝てる日本人はいないんじゃない?」との事、
そりゃあそうだ!





ちなみに入場時からシウバはテンション上げまくっていて、選手入場後にタイトル戦って事でベルト返還やDSE森下社長の挨拶とかがあったんだけど、シウバは手首をぐるぐる回しテンション上げながらもベルトを返還する時は律儀にお辞儀しながらベルト返還してた。





その光景に会場は「おぉぉぉぉ〜!!」。
ちょっとオモロかったわ。





いやいや熱い試合の連続!






ここでやっと休憩に入った。
ただ、イベント時の休憩時間って凄いのよ!
皆一斉に動くから、喫煙所は煙モクモクだし、メシ屋には客殺到するし、そんなんを分かってるから時間を置いてから休憩しに通路に出たのに全然変わんねぇでやんの!





しかも、対外女子便所は行列出来てんのが当たり前で男子便所はスムーズっていうのがおいらの頭の中にはあったんだけど、ドームは男子の方が行列ってた!





日ハム戦見に行った時とは大違いだわ、ドーム。





とりあえず席に戻ってきて田中氏と休憩後には必ず
『ダー!おじさん』が出てくるなんて談話をしながら休憩が終わるのを待つ。





そして案の定『ダー!おじさん』登場!正直段々飽きてきてます、ハイ。
1年に3回くらいだったら新鮮さがある気がするけどねぇ・・・見に行きすぎなのかなぁ・・・。





今回は普通の出で立ちで登場!しかも後に見た事ない子分を連れてました。





リングにあがるといつものように「元気ですかぁぁぁぁ〜!」唯一笑ってしまったのが「秋、高田の奥さん向井亜紀」というフレーズでしょうか、





高田の引退試合という事もあってご存知の
『道』も披露。





そして、子分の紹介!子分は猪木が前々から言っていた大型新人のマチダリョウトでした。





そのマチダ、猪木がマイクを渡すと「元気ですかぁぁぁぁぁ〜!」だって、
猪木教の幹部候補が完全に確立された瞬間でした。





そんでもって日本一有名な「1、2、3、ダー!」、そしていつもの通りリングサイドへ。





んでもって今日の
第7試合吉田VSフライの一戦!






なんとここでもドンは胴着を着て入場!





しかしいつもと違うのは最近入場時に必ずやる「オー!オー!」をやらなかった事
一直線にリングに向かって行きました。






吉田はセコンド数名(僕が確認できたのは高阪と大山だけだったのですが)を引き連れて入場!





両者がリングに揃いお互いコールされた時に注目されていた
「ドンは胴着を脱ぐのか?」という問題に決着が着きました。
当然脱ぎましたよドンは。





ゴングが鳴り、吉田が大内刈りでドンを倒し☆○$♯ってな事で吉田の腕ひしぎ1本勝ち!





まさかドンが負けるとわね〜。
吉田が勝った瞬間会場は全ての席で総立ち状態、確実にPRIDE23で1番盛り上がった瞬間だった。





吉田の腕の取り方とか見事だったしなぁ〜。






ただね、思ったよ、吉田が当初言っていた「殴って欲しい!」という試合ではなかったよ明らかに。





殴らせないで勝ったっていうのは吉田の実力が勝ったという事なんだけど、
今回ドン・フライを選んだのは顔を殴る(殴られる)事に対する経験という意味合いもあったと
個人的には思ってるわけで、
試合後大半の人が言うように次で吉田の真価が問われるような気がする。





まぁ次ノゲイラ戦になったとしたら殴る攻防はどうだろう?ってなっちゃうけど、
なんかシウバも吉田戦に意欲があるらしいので、吉田VSシウバなんて事になったら面白いよね





確実にシウバは殴りにかかるし、逆に言えば吉田がシウバに関節かけているトコも見たい!
ってな事でこのオモシロ対戦に1票!





衝撃の試合の後はいよいよ
高田の引退試合!






一際高田応援シートが盛り上がる。
花道正面のビジョンが2つに割れて高田が入場!





この格好いい入場シーンも今日で見れなくなっちゃいます。
(PRIDEのリングに上がっている日本人の中で圧倒的に格好いい入場は高田ですから)




試合開始のゴングが鳴ると同時に「高田〜!」という絶叫が会場のあちこちから飛ぶ。「高田〜!×5」の声援もあったりしてこの試合がいかに注目されているかわかる。





と、突然高田が股間を押さえて苦しんでいる、
自分の席からではちょうど死角に入っていてただのローキックにしか見えなかったのだがリプレイが会場に流れてよくよく見ると田村の蹴りがまともに高田の股間にHIT!





田村は自分のコーナーにもたれるように高田が復活するまで立ったまま目を閉じて下をずーっと見ている、
この姿が凄くセツナイ。





会場はまさかこのまま終わっちゃうんじゃないか?というムードに・・・。





ここから多少ズレてはいたが高田コールが起こり高田も何とか試合が続行できる状態に復活。







試合続行となったのだ!
が、グランド状態で高田、田村上になるが全く動きがない、会場中から野次が・・・。





1R終了時にはブーイングも・・・。





事前のインタビューでは「最後くらいブーイングはちょっと・・・。」
って言っていた高田だが結局ブーイングを浴びてしまう。





2Rに入り1Rであった田村ローを蹴る、
高田受けるという攻防がまたあり、「またかぁ」と思ったその瞬間高田が田村に突進!





そのまま倒れKO。





またしても死角で見えなかったのだがリプレイを見ると田村の右パンチが高田の顎を打ち抜いている。





KOした瞬間田村は正座して号泣、和田レフェリーが田村の手を挙げに行くが動かない、
高田がようやく立ち上がり田村がマイクを持って





「見守っていてくれて・・・迷惑かけてすみませんでした。夢と感動をありがとうございました。」と挨拶、






高田は
「引退試合という嫌な役をよく引き受けてくれた!
お前男だよ!」
と言い抱き合う、
ここでおいら
泣く。





そして高田は「まだこの後にはサクがやるから!」
と言って花道を去って行くんだけどこの高田の背中が誇らしいような寂しいような背中でまたウルウル、
このまま去っていくのかと思った時に次の試合の桜庭が入場ゲートからせり上がって来て、
ここでまた
おいら泣く。





桜庭の顔はよく見えなかったんだけどスカパーで見ていた友達に試合後聴いたら桜庭も泣いていたそうな。





そんで高田はゴンドラに乗り
『ありがとう、高田延彦』
というビジョンの奥に消えていきました。





ここからは勝手な見解なんだけど、




正直どんな形で試合が決まるか予想出来なかったのだが、
こういった形の終わり方が一番良かった感じが今となってはする。





高田はピークを過ぎてかなり経っていたと思うし、既に高田はバトンを明け渡していた、





今回の田村に負けたことにより踏ん切りは確実についたであろう
(プロレスラーって引退しても復活する人がいるからねぇ)。





そして、こういった形で世代交代してくれる事をずっと望んでいたのではないだろうか?
まあ本音は今後雑誌などのインタビューで明らかになっていくからそんなに余計な事は書かないけどね。






こんな感じで高田はトリの試合にバトンを渡して、
満を持して桜庭の登場!





今回は
3人のタイガーマスクだ!





桜庭とアーセンがリング内に揃った時にセコンドに目をやるといつも通りに高田がセコンドにいる。





こういった所がまたいいなぁなんて思ってるうちにゴング!




ジル・アーセン明らかに格下の相手、
ホント言って全然ダメ!





だけど桜庭がいつもの動きではないんだよねぇ、
いつもだったらこんな相手に時間を費やさないのに今日はなかなか決められない。





桜庭の強さをお客さんは知ってるもんだから1R終了時に客がゾロゾロ帰りだす。




まあ時間が遅いのは分かるけどさぁ・・・。





2Rに入って次第に客が苛立って来て野次が凄くなる、
「桜庭!皆早く帰りたいんだぞ!」とか言う始末。





まあ3Rでサクが勝つのだがお客さんメチャクチャ帰りまくり!
どうなんだろう?コレは。





この後またしても高田がリングイン!
桜庭が1週間前に右足の靭帯を痛めていたことを公表。





そして、
「サク、男の中の男だな!」ってねぎらいの言葉をかける。





そして
「Uインターのヤツリングに上がって来い!」
と言うなり会場大興奮!





しかし、Uインター勢がリングに上がる中なぜか
グッドリッジがリングイン!





その後はUインターとか関係なく今日の試合の出場者やセコンド人が次から次へとリングになだれ込み、
高田を胴上げしたり、
高山が高田を肩車したり、
終いには全員で記念撮影!





リングを降りてからも安生が高田を肩車し、
高田応援シートの前で全員にご挨拶!





なんで皆帰っちゃったかなぁ〜?今回のクライマックスだったのに・・・。








今回のPRIDEは格闘技ファンにはどう映ったかわからんけど、
プロレス&格闘技ファンからしたら最高の興行だったと思う。












僕が高田選手を会場で生で初めて見たのはホントに遅くて、
昨年末のイノキ・ボンバイエ。







ブーイングした記憶しか残ってないけど、







でも、













でも、























でも、

































『お疲れ様!高田延彦!』








あなたの戦いは賛否両論あるけれども、最後にリングインしたU勢の現在の地位と高田選手を一途(?)に慕う姿勢をみたら、あなたの貢献度は凄く光ってますよ!










最後に・・・・。



















高田よ現役に復帰するのだけはホントに勘弁してくれよ!









11/28 tanirock